美術館見学─Paris編vol.2─

特派員日記二日目

なんとかパリの地下鉄の乗り方も覚えられてきたきた二日目は、ホテルのあるcadet駅からpalas royal musée de louvre駅を経て目的地付近のconcorde駅まで移動。コンコルド広場に隣接するオランジュリー美術館見学から始まりました。

Musée de l’Orangerie(オランジュリー美術館)
言わずと知れたクロード・モネ晩年の大作「睡蓮」が一面に飾られる楕円形の展示室二部屋を有する美術館。他にも印象はやスーチンなどの収蔵作品があります。この日はディエゴ・リベラ/フリーダ・カーロ夫妻の企画展も開催されていて、午前中にも関わらずかなりの混雑でした。
Arc de triomphe(エトワール凱旋門)
コンコルド広場より西にまっすぐのびるシャンゼリゼ通りを散策しながら凱旋門をめざしました。1805年のアウステルリッツの戦い(ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍が、ロシア・オーストリア連合軍を破った戦い)の勝利記念にナポレオン1世が建造させてた記念碑です。昨日より重宝しているミュージアムフリーチケットで屋上まであがれるということなので、エレベーターで登りました。あいにくの曇り空でしたがパリ市街の大パノラマを満喫。
Musée national Gustave-Moreau(ギュスターブ・モロー美術館)
フランスを代表する象徴派の画家であり、ルオーやマチスの師でもあるギュスターブ・モローのアトリエが、そのままモロー美術館として残っています。ホテルの近所の住宅街にひっそりと存在するこの美術館に勢い勇んで向かったものの、あいにくの改修工事による休館でした。そういえば日本でギュスターブ・モロー展がやっていたことを思い出し、そういうことかと変に納得。

エトワール凱旋門
エトワール凱旋門

エトワール凱旋門2
凱旋門よりシャンゼリゼ通りを望む

第2回 田部井先生の美術史講座が開催されました。

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第2回・田部井先生の美術史講座を11/24日曜日に開催しました。

お越し頂いた方々、そして先生ありがとうございました!
初回に引き続き和やかな雰囲気で、スタッフの私も楽しいひと時を過ごすことができました。

今回の内容は「エジプトとメソポタミヤの美術について」でした。
エジプトの美術は、宗教改革以前と以後で随分表現が変わっているというのが、スライドで見ると明らかで面白かったです。
seto(肉体), ba(精霊), ka(幽体)という古代エジプト人の人間のとらえ方を、キリスト教に結びつけて捉える先生の考えも、とても印象的でした。メソポタミアの人々は、エジプトとはまた全然違い現実主義の民族だったようで、美術品もより人間的な印象だったり、宇宙人のような不思議な像なども残っていたりして、これまた魅力的でした。
今回はそれぞれの美術を比較して見る楽しさを感じました。シンメトリー、直線的、有機的、幾何学、崇高、、いろんなキーワードについて考えたことも、これから作品を見たり制作したりするときのヒントになりそうです!

次回12/8のテーマは「エーゲ文明と古代ギリシャの美術」についてです。
私個人的には開放的なエーゲ美術+優美なギリシャ美術・・・といったイメージですが、さて、どんなお話しが飛び出すかお楽しみに!
(ちなみに、今回からちょこっと甘いものもご用意しております♡)
*年内の日程は以下の通りです。毎回テーマが違うので、お気軽にご参加下さい。
なお、当日参加も可能ですが、人数把握のため参加決定の方はメール等でご連絡いただけるとありがたいです。
メールアドレスは、 mail@art-takabi.com です。facebookの「参加する」タグのクリックでもOKです!

年内の予定:

第3回 12月8日  (日)15:00〜17:00
参加費:

一般の方 1,500円(自家焙煎コーヒー付き)
フォーラム生 1,000円(自家焙煎コーヒー付き)
高崎美術学院生は無料(コーヒーは200円)
定員:20名程度

お問合せ:
□アートフォーラム高崎事務局(月〜土曜 9:00〜11:30 13:00〜17:00)
027-326-5585

□Art Cafe JANIS  (日曜11:00〜17:00)
027-386-2784

それでは、次回のご参加もお待ちしております!