特派員日記第一日目
かねてから予定されておりましたアートフォーラム生有志による海外美術館見学ツアーが本日(11月24日)現地パリより始まりました。
第一日目行程
○Musée de Cluny(中世美術館)
5世紀から15世紀末にわたるヨーロッパ中世美術─ステンドグラス・タペストリー・祭壇画・彫刻・工芸品等が14世紀の修道院長の別邸を基にした美術館に展示されています。収蔵作至宝《貴婦人と一角獣》は奇しくも日本での巡回展に貸し出されたおり、観ることがかないませんでした。
○Cathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)
言わずと知れたパリの名跡であり、度々の改修により現在も観光名所であるバリシカによるゴシック様式の歴史的建造物。ノートルダムとは「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。ノートルダムを冠した教会堂は世界各地のフランス語圏の都市に建てられています。ノートルダムパリでは現在建立850年の祝賀行事が進行中。荘厳かつ超絶的なスケール感に圧倒されました。
○Pompidou Centre(ポンピドゥー・センター)
国立近代美術館。レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャーによる奇抜な設計が特徴。近現代の収蔵作品展示に加え、数多くのギャラリーを設置し同時代作家の個展開催、映像・ダンスパフォーマンスの紹介にも意欲的。築35年、やや外装的な経年変化による劣化が否めないか…現代建築物の悲しさも感じました。
一日目よりゴシックから現代までと一足飛びにの強行軍。一行10人は前夜の機中泊によりやや疲れ気味ですが早めに休みをとり、明日のオランジェリー美術館にむけて充電いたします。特派員も可能な限り更新につとめます。それではまた明日。