講評会

12月16日(日)〜22日(土)は、アートフォーラム2学期講評週間でした。
生徒さんの、今学期の集大成となる作品が一同に並びます。


 

 

 

 

 

 

快い緊張感が、アトリエを包みます。
生徒のみなさんも、先生方の厳しくも愛情ある講評に、真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

アートフォーラム生の皆様、今年一年、大変お疲れさまでした。
新年のアートフォーラムは、2013年1月6日(日)からスタートとなります。

新しい年が、皆様にとって素晴らしいものとなりますよう、心より願っております。

本描きの前に・・・

日本画の生徒さんのパステル画。
本描きに入る前に、必ず、このようにスケッチするそうです。
花を包むふんわりとした空気感、見る人の心を和ませてくれますね。

そして、風景画も見せていただきました。
こちらもスケッチ段階とのことですが、
幾重にも重なったパステルの風合いが、とてもきれいでした。

日本画で描かれると、また違った感じになるのでしょうね。
そちらもぜひ見てみたいですね!

神秘の表情

淡彩画の生徒さん、仏像のパステル画を制作中です。
パステルとは思えない重厚感、
生徒さん曰く、顔の細部に大変ご苦労なさっているとのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿修羅像は、古代のインド神話では、
このやさしい面持ちからは想像できないほど荒々しい悪神だったそうです。
そして、興福寺の阿修羅像は、釈迦の教化によって守護神になった姿と言われています。

少し眉を寄せた悲しげにも見える表情の奥にも、
何か激しいものが秘められているような神秘な表情に息をのみます。

パステルを巧みに使い、仏象画に取り組む姿にも緊張感を感じました。

石膏像

デッサン科生徒さんのスケッチブックをのぞかせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

描いている紙は、生徒さんお手製のスケッチブック。
どのような仕組みになっているのか見せていただいたのですが、
カッターが入れやすいように切れ込みが施され、
とても便利に出来ていました。すばらしい!!

そして、石膏像は通常よりはミニサイズでの描写。
デッサンの描き方も生徒さんなりに工夫されていて、熱心な気持ちが伝わってきました。

では、なぜデッサンと言えば石膏像なのか?
調べてみました!

『石膏像の多くはギリシア・ローマ時代の理想美・秩序美を追求した有名な彫刻の複製。
石膏像そのもの自体が均整のとれた立派な造形物であるため、
形態の美しさを的確に学べ、そして、デッサンの形の狂いが一目でわかる。
また、石膏像は白いので、光による陰影の変化が見やすく、
形態の起伏の変化の観察に最も適している』とのことでしたが・・・

私も受験生時代、石膏デッサンにはだいぶ苦労させられたものです。(-_-;)

冬のひまわり

こんな寒い冬に、ひまわりにあえるなんて!

きっとこの一輪のひまわりに、
生徒さんの想いが込められているのでしょうね。

夏の燦々と輝く太陽の下、元気に咲くひまわりでしょうか、
それとも遅咲きのひまわりでしょうか・・・

そして、フォーラムの生徒さんは皆さん、
本当に道具を大切に使っていらっしゃいます。

皆さんが手掛けている作品はもちろん、
使用している道具たちもしっかりと主役でした。

ぜひ、見習いたいものです。

淡彩画のアトリエへ

今日は、淡彩画コースのご紹介です。
生徒さんが描いていらっしゃるのは、野山で見つけたという『スズメウリ』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スズメウリ(雀瓜)の名前の由来は、
カラスウリ(烏瓜)の果実に比べて小さいことからこの名前がついたとも、
また、果実が熟し灰白色になった容姿が雀の卵に似ているからとも言われているそうです。

私も初めての出会いですが、とってもひかえめで可愛いスズメウリ、
その愛らしく繊細な表情を、そっと画用紙に描きとめていらっしゃいました。

版画アトリエへ

銅版画制作の真っ最中に、お邪魔させていただきました。

銅は金属の中でも粘りがあり、
きめ細かい精密な細工にとても適しているんですよね。
近くで見せていただいたら、
建物の表情や情景が、とても繊細に刻み込まれていました。
フランス旅行の思い出の一場面だそうです。

 

 

 

 

 

そして、こちらが生徒さんが使っている道具たち。

 

 

 

 

 

・ニードル(線描き用)
・バニシャー(磨き用)
・ルーレット(点と平行線用)
・スクレーバー(削り用)など
丁寧に手入れがされており、大切に使っているのがよくわかりました。

どんな作品に仕上がるのか、今から楽しみです!

今日は、制作中にお邪魔させていただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

油絵科のモーチフ

アートフォーラム油絵科の生徒のみなさんが、日々制作に励んでいるモチーフたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モチーフを組む際、生徒さん同士いろいろ話し合って決めたりすることもあるそうです。
お話しを聞くと、どのモチーフにもそれぞれの想いが込められ、
だからこそ、熱心に制作に打ち込むことができるんですね。

みなさんも、絵に残しておきたい大切なものってありますか?

たくましい二人

今朝、フォーラムの植替え準備の鉢に、可愛いきょうだいを見つけちゃいました。
こんな寒空の中でも、二人で寄り添って懸命に生きています。
太陽の光を少しでも多く浴びようと、小さな手(葉)を大きく大きく広げ、
その凛とした姿に力強さを感じました。

 

 

 

 
・・・私も、頑張らなくっちゃ!

子ども教室ブログギャラリー01

昨年末の共同制作です。
もう展示は終了しましたが、
もっとたくさんの方に観てもらいたくて、ブログに載せちゃいました!

子どもたちと一緒にギャラリーの壁に絵を描いたんですよ〜。
いつもの画用紙とは違い、かなり広いギャラリーの壁。
ハシゴに登ったり、低い所は寝そべって描いたり、体をめいっぱい動かしての制作となりました。
画材には色鉛筆を使用したので後半かなり手が疲れたようでしたが、
壁のごつごつ感が面白いマチエールとなって現れ、
子どもたちが描いた絵それぞれが互いに響き合って大きな大きな一つの作品が完成しました。

子どもたちの大きな夢をのせたこの壁画のように、新しい年が素敵な1年になるといいですね☆